CD『花鎮の饗』─はなしずめのうたげ─


その美を完成させるために芸の鬼たちが仕掛けた罠…
愛と狂気がその美を育む

花鎮の饗
 
<シナリオ>平 詩野
<イラスト>小島文美
<音 楽>岩代太郎
 
 
 
発売元東芝EMI
商品番号TOCT−8943
価格2854円
 

<配役>

藤代篠芙 : 塩沢兼人
藤代明煌 : 林 延年
観月基世 : 江原正士
観月流宗家 : 川久保潔
藤代夏江 : 沢田敏子
真木博人 : 森 功至

あらすじ:
こんにち、日本の筆頭流派である観月の流れに属する藤代流の若き跡取り、天才的な舞手であり、美貌の藤代篠芙は、愛人の子で腹違いの弟、明煌を手酷く犯すことで、自分の裡に巣くう狂気をどうにかして抑えようとしていた。
というのも、篠芙自身が、7才のころから、観月の男達に稚児のように扱われ、弄ばれてきたという秘密があるのだ。
篠芙は、自分の中に男を取り戻すために、明煌を利用していたのだ。
しかし、観月では、藤代流の跡取りから篠芙を排斥し、弟の明煌を立てるという企みが起こっていた。
篠芙の秘密を知った明煌のなかに、野心と軽蔑、哀れみが生じる。
また明煌は、自分を打擲した篠芙に歯向かい、逆に組み敷いた瞬間、その脆さに驚きすら感じた。
そして、二人の力を競わせるために、『二人静』の曲目が選ばれ、宴能会で舞われることになった。
見事に舞った明煌に対して、観月流宗家は、「ここで兄である篠芙を犯し、みごと鳴かせてみせたならばお前に藤代をくれてやる」と言う。
狼狽し拒絶する篠芙を、力で捩じ伏せて犯す明煌。
下剋上されてしまった篠芙の運命は………。
能の世界に棲む者たちの愛憎と、芸を後世に伝えてゆかなくてはならない宿命が、二人を巻き込んでいく…。

関連情報:
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作者コメント:
篠芙役の塩沢兼人さんの、攻めと受けの演技が堪能できる1枚です。