『金環蝕』


金環蝕

挿絵 竹田やよい
コアマガジン
新書版ハードカバー
ISBN4−87734−019−X
本体価格  1200円

自薦短編6編を収録したロマンセレクト

あらすじ:
『金環蝕』
敗戦後、かつての敵国人の恩恵に与かり商売するしか一族を養えないメルローズは、クライシスの夏城に招かれ、そこで、上官だったカートと再会する。神秘的な美貌の持ち主だったカートは、生死に関わる負傷から目覚めた後、敵国人たちに身を売る男娼に堕ちていた。

『タイロンの呪い』
タイロン地方で発見された遺跡の中には、超古代に、この地球に懸けられた呪いが眠っていた。いま、その呪いを目覚めさせてしまった者がいた…。

『闇の呼ぶ声』
転校して来た少年は、クラスメイトで、以前、暴走族に輪姦されたと噂のある美少年と親しくなる。だが、ある夜、不良グループと学校の中を探検している途中で、地下にある防空壕に閉じこめられてしまう。そこは、空襲で燃えた校舎が沈んでいるところで、いまだに埋葬されない死者たちの棲む領域だった。

『妖精王子東京へ行く』
海外旅行先で、妖精を掴まえてしまった画家が、いたいけな妖精を性具としてもてあそんでいるうちに、ひょんなことから、呪いが発動され、立場が逆転。巨大化した妖精は、いってみれば、金髪碧眼、筋骨隆々のアングロサクソン。ひよわで、オタッキーな日本青年がかなうはずもなく…。ああッ…。

『虜』
眠っている幼馴染みにキスしている所を写真に写されてしまった環は、脅迫され、放課後、廃部になったクラブの部室に呼ばれて、敏感な肉襞をなぶられる毎日。
挿入される試験官が太くなるにつれて、痛みよりも、別の感触が環を苦しめはじめた。

『人魚の嘆き』
捕らえられた人魚を海に還して貰うために、逆に囚われ人となった海の皇子。
作家レスリー・オーエンは、ある日、人魚の肉を喰べて不老不死を得たという東洋の伝説を聞かされ、皇子の肉体を喰べる。結果、レスリーは、不死を得たのだが……。

関連情報:
金環食は、カート=塩沢兼人 クライシス=石井康嗣 メルローズ=置鮎龍太郎でドラマCD化されています。【→CDのご案内】
小説金環食2は、CDのブックレットの中。
その漫画化されたものは山藍紫姫子の世界3に収録。
小説金環食3は、山藍紫姫子の世界3に載っています。

作者コメント:
白夜書房から発売された初版と内容は変わっていません。